転職活動にかかる期間は一般的に3ヶ月と言われています。
ただ、早ければ1ヶ月で転職先を決める人や、半年以上の時間をかける人もいます。
そのため、あなたが目指す業界の転職難易度や、求められるスキルや資格などを考え、無理なく転職活動に取り組めるスケジュールを立てましょう。
転職活動のスケジュール
転職活動にかかる一般的な期間は約3か月と解説しました。
では、具体的に転職活動を始めた場合、どのような流れになるのか例を挙げて説明していきます。
事前準備(1.5週間)
転職活動で最初に行うのは、「自己分析」と「情報収集」です。
「自己分析」は、自分がどんな仕事をしたいのか、スキルやアピールできる実績はなにか・・など、転職先を決めるにあたって自分の強み整理します。
もう一つは「情報収集」です。
気になる業界・企業、仕事内容の最新情報をチェックすることで、転職先のイメージをより具体的に考えます。
企業や求人の情報集には一般的に転職サイトを利用しますが、自己分析が苦手な方や、第3者からの意見で視野を広げてみたい方はキャリアアドバイザーが付く転職エージェントがおすすめです。
書類選考・応募(2週間)
情報収集のタイミングで気になる求人はできるだけ多くリストアップしておきましょう。
中には慎重に吟味して2、3社に応募と考えている方もいるでしょうが、応募の段階ではそこまで慎重になる必要はありません。
選考の段階で落とされてしまうこともありますし、「1社の内定を得るのに20社以上に応募」なんてことも珍しくないくらいです。
売りて市場の昨今では、ここまで応募しなくても内定が取りやすくなっていますが、興味のある求人は応募して損はないでしょう。
また、応募する際のポイントは「1社ずつ丁寧に」ではなく「複数社同時」に応募することです。
中途採用は一期一会のところもあり、想像以上にスピーディーなので、後で応募しようと思っても、既に締め切られていることもあります。
面接(4週間)
選考に通ったら企業からメールもしくは電話にて面接の日程調整に関する連絡が来ます。
練習や対策をせずにいきなり面接へ挑むことはやめましょう。
SNSや本、ブログなどで面接に関する情報が多数掲載されている時代です。
転職サイトを利用して1人で転職活動を行っている方は、しっかり情報を吸収して練習しておきましょう。
転職エージェントであれば、企業との面接調整から面接練習まで対応しているところがほとんどなので、サービスを活用して対策をしたうえで本番に挑みましょう。
内定・入社検討(1週間)
無事に内定をもらえたら、期日までに入社意思を回答し、入社日の調整を行います。
回答期日は1週間程度になることが多いようです。
ほかに選考中の企業がある場合には、回答期限を延ばしてもらえないか交渉する必要があります。
さらに注意することは、「A社は○月○日までに回答が必要、B社は明日までに回答が必要、C社は明後日に面接がある」と、受けている企業のスケジュール管理をしっかりすることです。
転職エージェントであれば、担当のキャリアアドバイザーが、このあたりの交渉や調整も対応してくれるので、1人でやる自信がない方は遠慮なく相談しましょう。
引継ぎ・退職・入社準備(4週間)
無事に転職先が決まったら、今の会社に退職する旨を伝えます。
一般的には退職1カ月前を目安に上司に伝えますが、各社の就業規則でルールが決まっているので、転職を決めたら早めに確認しておきましょう。
その後は、自分の業務の後任者を決めてもらい、引き継ぎを行います。
転職する場合、有給が残っているケースがほとんどです。有給を消化しないのは勿体ないので、有給申請の手続きも忘れずに行いましょう。
引継ぎが終われば、いざ転職です。
入社日までにある程度転職先で行う業務について勉強することも大切です。事前の学習を怠らず、新しい職場ですぐに活躍できるような状態を目指しましょう。